沖縄の言語景観3
作成:ダニエル・ロング
「沖縄方言」のポスター

方言Tシャツを売っている店にあった。代表的な文句として何が選ばれているかを見るのも面白い。「ナンクルナイサー」に、このように無関係な漢字を、しかもその漢字の日本語読みで当てるのは興味深いことだ。
シマヌクトゥバ(島の言葉)
カタヤビラ(語りましょう)

「シマコトゥバ」のように、「ぬ」を挟まない場合もある。
シーサー

シークヮサー

シークヮーサーの仮名表記にもバラエティが見られるが、このローマ字表記(Shiquasur)もエキゾチックだ。
方言無料

空港のお土産屋にあったこの手書きの物は、琉球語を使っているわけではないが、内容が面白いと思った。一昔前まで、内地から来た観光客に向かって方言を使うのは恥ずかしく感じただろう。使われる観光の中にも良く思わない人もいただろう。しかし、今の時代はむしろ「方言を無料で使ってあげるよ」という感覚で、しかも方言が使うことが店の一つの売りとなっている。この一枚の写真の中にも、良く見ると「アーサ」や「あぐー」の商品も写っている。また、「島〜」
シーサ
ウミンンチュ(海人)

上の「方言無料」とは対象的に、ここでは「沖縄語」と呼んでいる。
うんじょういっぺーかなさんどう(あなたがとてもいとおしいよ)

トゥバラーマ(民謡)

でぇーじやっさ(すっげぇよ)

デージは漢字で書けば「大事」だが、「大変」の意味で使われる。近年は程度副詞として使われるようになっている。
ヌ

日本の「の」に当たる。言語景観として見かけることばの多くはシーサーやウチナーンチュのよゆな名詞。チバリヨのような動詞やチュラサン、マーサンのような形容詞もある。しかし、助詞のような「機能形態素」は少し珍しい。
ウチナーンチュ(沖縄人)
デージ(大変)
ジョートー

グマー(小)
マガー(大)

メンソーレ(いらっしゃい)

くれいっぺー上等ど(これはとても上等ね)(
ヤイビーン(です)

「やいびーんたい八木さんの「タイ」は女が目上の人に対して話したり呼びかけたりするときに用いる敬語で、文末に付ける。
スーコ―(葬式)

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