○ 人文科学研究科国文学専攻の教育目的・教育目標
                        2003.3.13
(教育目的)
1) 日本語学・日本文学・日本語教育学に関する研究者の養成
 日本の言語文化を専門的に研究し、国際交流を推進する人材を養成する。
2) 専門的知識を備えた職業人の育成(修士課程)
 修士課程で研究の方法論を身に付け修士論文に取り組むことは、同時にある分野に関する専門的知識を獲得することにつながる。こうして、専門的知識を有し、地域社会の教育・文化の質的向上に指導的役割を果たす人材の育成を行う。

(教育目標)
1) 学術論文作成のための実践的指導
 資料の処理能力を養成し、研究テーマを完成していくための種々のサポートを行う。研究の方法論を身に付け、自立して研究が進められ、また学術論文が書けるように指導する。こうして、各種学会で口頭発表するとともに、学内外の専門誌に論文を積極的に投稿することをすすめている。このような研究活動の集大成として博士論文執筆が可能になる。博士課程の学生には、課程博士論文の提出を積極的に指導している。
2) 学外からの入学希望者の積極的受け入れ
 学外からの受験者を広く受け入れる。特に、外国人学生を積極的に受入れ、丁寧に指導していく。こうして、さまざまな大学の出身者がいることが大学院生相互の刺激になり、互いの切磋琢磨が盛んになり、その結果、個々の大学院生の成長に大きな力になる。
3) 日本語学分野・日本語教育学分野での大学院生と教員の共同研究
 日本語学分野では、大学院生と教員が共同してさまざまな研究活動を行うが、そのような共同研究が同時に大学院生に対する教育にも該当する。
4) 日本語学分野での実証的な研究能力の育成
 日本語学分野では、実証的な言語資料(文献資料の探索やフィールドワーク)にもとづいて日本語を客観的・科学的に研究することのできる研究者を養成する。
5) 日本文学分野での解読能力の育成
 日本文学分野では、古典から近代現代文学まで、文献の実践的な調査処理、解読の能力を養成する。また、ジャンルや表現の特質に応じたテキストの分析能力を養成する。
6) 日本語教育学分野での教育実践
 日本語教育学分野では、日本語教育の現場や学習者の習得過程を重視し、実践的な教育ができるように配慮・工夫している。

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