王 :鈴木さん、久しぶり。元気?
鈴木:あ、王君。国から帰ってきたのね。楽しかった?
王 :うん、良かったよ。友達とも会えたし、母親の料理も食べられたしね。
鈴木:それは良かったね。王君に頼まれた花の水やりをちゃんとやったよ。
王 :ありがとう。鈴木さんに頼めば心配ないと思ったよ。お礼に、これをあげるよ。
鈴木:これ、何?
王 :お土産だよ、お土産。
鈴木 :もらっていいの?私、パンダ好きなんだ。ありがとう。
え、それは何?
王 :これは山田先生に差し上げるんだ。
あ、山田先生。
新しい単語 |
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心配
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御礼 土産
元気
帰る |
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ちゃんと
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おれい
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食べる
頼む
何
好き
先生
|
たのしい
ともだち
りょうり
たべる
たのむ
なに
すき
せんせい
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文法説明
(例文の主語は赤で表示する。説明するやりもらい動詞は青で表示する。)
1. 御礼に、これをあげる。 ⇒「あげる」:「やる」の丁寧な言い方。
ものの「与え手」を主語にした授受の言い方。ものの「与え手」は「わたし」、また
は「受け手」より心理的に「わたし」に近い人である。
A(与え手) は B(受け手) に 物 を あげる。
例:① 私は鈴木さんに本をあげました。○
② 鈴木さんは私に本をあげました。×
③ 私の弟は鈴木さんに本をあげました。○
2. これは山田先生に差し上げるんだ。⇒「さしあげる」:「あげる」の謙譲語。
受け手を敬う気持ちを込めて言う語。
A(与え手) は C(受け手) に 物 を さしあげる。
例:① 私は先生にお土産をさしあげました。○
② 私は弟にお土産をさしあげました。×
③ 私の弟は先生にお土産をさしあげました。○
3. もらっていいの?⇒「もらう」:他から与えられて自分のものとする。
ものの「受け手」を主語にした授受の言い方。ものの「受け手」は「わたし」、
または「与えて」より心理的に「わたし」に近い人である。
A(受け手) は B(与え手) から
/ に 物 を もらう。
例:① 私は友達にお土産をもらいました。○
② 友達は私にお土産をもらいました。×
③ 友達は私の弟にお土産をもらいました。×
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