『若いロボット技術者』スクリプト

 

その2

 

A 東さんがロボット製作を始めたきっかけは何ですか。

B 高校生の時、ロボット・サークルの先生に影響され、ロボットの製作に夢中になりました。大学でも大学院でもずっとロボットを作ってきました。現在まで100%ロボットの生活ですね。

A ロボットを作るなんて、高校生では難しくなかったですか。

B そうですね・・・、私は、小さい頃からものを作ることが大好きで、割り箸鉄砲など、他の人と違うものを作るのが好きだったんです。ロボットもその延長ですね。

A 高校生の時に、賞をもらったそうですね。

B はい、高校三年の時に、科学技術に関する賞を、国からもらいました。

A 高校生でそんな賞をもらうなんて、すごいですね!

B ありがとうございます。自分にとってロボットは、生活の全てです。ロボットを基準に生活しているようなものですね。

A お子さんの寝ている顔しか見られないくらい忙しいと聞きました。ご家族は東さんの仕事についてどう思っていますか。

B 実は、妻もロボットの製作をしていて、川崎市のロボット競技大会で優勝したこともあるんですよ。ですから、私の仕事の一番の理解者で、そして良い競争相手です。

A そうですか、それは素敵ですね。