『若いロボット技術者』スクリプト

 

その3

 

A 今もロボット・コンテストに参加しているそうですね。

B はい、毎年参加しています。ロボット・コンテスト用のロボットを作ることは、会社も応援してくれてます。

A 現在では、どのようなロボットを開発しているんですか。よろしければ、今までに作ったロボットを紹介してもらえますか。

B はい。これは私が一番力を入れて作った相撲ロボットです。

A ロボットが相撲をするんですか。

B はい。ルールは本当の相撲とほとんど同じです。直径約1.5mの鉄の土俵で2台のロボットが戦い、相手ロボットを土俵の外に押し出すと勝ちです。ロボットは、20cm×20cmで、重さ3kgという制限があります。

A おもしろいですね。そちらはなんですか。

B 毎年、神奈川県川崎市で行われているロボット・コンテストのために作ったロボットです。

A 前に、奥様が優勝されたコンテストですか。

B はい、そうですね。ロボットは足と腕を持ち、重さ3.5kg以内で、大きさは25cm×35 cmと決まっています。一対一で相手のロボットを倒すと勝ちです。