『ピューロランドのダンサー』スクリプト
その3
A: 学校を卒業してすぐにピューロランドで働き始めたんですか。
B: いいえ、しばらくは芸能プロダクションに所属して、教育のビデオなどに出たりしていました。でも、どうしてもダンスの仕事がしたくて、ピューロランドのオーディションを受け、採用されました。
A: そうですか。すぐに舞台に立てましたか。
B: はい、幸いにもピューロランドに入ってすぐに妖精フローレンスというライブショーの主役をやることができました。
A: いきなり主役ですか!それはすごいですね。
B: ありがとうございます。
A: ところで、お仕事は毎日ですか。ダンサーと言うと毎日練習を欠かさないイメージがあって、大変だと思いますが。
B: 舞台があるときは、日に2回~5回ほどステージに立ちます。ステージが終わった後も、ダンスの練習があります。ミュージカルですから、ダンスだけではなく歌も歌います。歌は、以前、テレビの子供番組で、歌のお姉さんをしていたので、その時練習しました。
A: こういうところは、休日が忙しいですよね。
B: そうですね。仕事のスケジュールは普通の会社で働いている人とだいぶ違います。3日出て1日休みという感じですね。お正月や夏休みなど、人が休みの時は休めません。
A: それは大変ですね。普段からダンサーとして何か注意していることはありますか。
B: そうですね・・・。太ることができないので、健康管理には気をつけています。例えば、十分睡眠をとるようにしています。それに、夏でも日焼けをしないように注意していますね。
A: なるほど。他にはなにかありますか。
B: いいえ、特にありません。大好きなお仕事を楽しくさせてもらっていますので、それほど大変なことはありませんね。
A: 好きな仕事ということですが、ダンサーという仕事のやりがいはなんでしょうか。
B: とにかく踊って何かを表現するということが楽しいです。どうやったらうまく表現できるかじっくり考えて、同じ振り付けでも、それぞれ自分の個性を出せることがとても面白いと思います。 それに、例えば、私のこの衣装と同じ衣装をお母さんに作ってもらって、それを着てショーを見にきてくれる子供がいましたね。私のことを覚えてくれていて嬉しかったし、その子の衣装もとてもかわいかったですよ。