東条操(とうじょうみさお)1884−1966
国語学者。東京生まれ。東京帝国大学文科大学卒業、同大学助手後、静岡高等学校教授や学習院大学教授等を務めた。昭和6年(1931)雑誌『方言』を創刊し、昭和15年(1940)日本方言学会を設立。昭和32年(1957)紫綬褒章受章、昭和40年(1965)勲三等旭日中綬章を受章した。
日本語の方言を全国的な視野からする日本方言学の確立に功績があり、日本語の方言の学問的研究の基礎を築き、指導的立場にあった。多くの方言学者を育てて「方言学の母」といわれている。おもに各地の方言文献を基に全国にわたっての研究を行い、方言区画論を提唱し、その区画図は二、三度改訂され、今日なお使用されている。
著書には『南島方言資料』(1923)『大日本方言地図・国語の方言区画』(1927)、『方言と方言学』(1938)、編著に『全国方言辞典』(1951)、『標準語引分類方言辞典』(1954)『日本方言学』(1953)などがある。


参考資料
柴田 武(2001)『日本近現代人名辞典』 吉川弘文館
東條 操(1938) 『方言と方言学』春陽堂書店
--------(1951)『全国方言辞典』東京堂
--------(1954) 『標準語引分類方言辞典』東京堂
林 大(1985)『大百科事典』 平凡社
安田尚道(1987)『日本大百科全書』 小学館