授業方針・テーマ【外国語として見た現代日本語の諸相】
本ゼミナールでは現代の日本語を外国語として眺め直したとき、どのような特徴を有しているのか分析します。また日本人同士また外国人とのコミュニケーションにその特徴を反映させることで見えてくる新たな可能性を探ります。Campus Square上でのシラバス
ウォームアップ(4/17) :この基礎ゼミの内容紹介と、自己紹介を兼ねたコミュニケーションゲームによる受講者間の交流とグループ決め + ローマ字表記の問題 ローマ字表 (ヘボン式 ) 日本語教科書 mic-j N5 Introduction 4/25 ローマ字にしてみようPDF
【第一段階】(4/24~5/22)町の看板や標識など、「言語景観」について検討します。公共表示や民間表示にどのような特徴が見られ、外国人観光客や定住者にとってわかりやすいものになっているでしょうか。
「東京の言語景観」についての概説(講義とビデオ上映) YouTube
多言語字幕ビデオWEB 授業用プレゼンテーション資料(ppt)
調査地点と調査の観点の確定 PDF
資料:東京都オリンピック・パラリンピック準備局(2016)
「2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応
―言葉のバリアフリーをめざして―」『日本語教育』165,日本語教育学会
資料:ペート・バックハウス(2016)
「言語景観から読み解く日本の多言語化―東京を事例に―」
『世界の言語景観 日本の言語景観 景色の中のことば』内山純蔵監修,桂書房
キャンパス周辺の言語景観調査(グループワーク)と分析(5/1,5/8)
グループ「都庁」アウトレット
グループ「グデリンピック」キャンパス グループ「ウィンター」アウトレット グループ「さそり座」駅周辺 グループ「YouTube」キャンパス グループ「オートロック」アウトレット駅周辺
前回の続きとプレゼンテーション方法についての検討 ===>5月15日内容PDF
長谷川寿一(1994)「口頭発表の作法と技能」PDF
小林/船曳 編『知の技法』東京大学出版会
言語景観調査発表(グループ・プレゼンテーション)
【第二段階】6月5日からのスケジュール(PDF)
話し言葉について日本語のいくつかの特徴をふりかえり、外国人学習者にとって習得が難しい待遇表現(敬語を含む)の整理と現代の敬語使用の問題点を探ります。また「ポライトネス」理論との関わりを分析していきます。「ため語」も「敬語」も同じ次元で扱えるかもしれません。
なお、6月26日は特別授業「やさしい日本語ツーリズム」(電通 吉開 章 氏)を行います。
「やさしい日本語」に関する概略 PDF
水谷信子(1988)「あいづち論」『日本語学』12巻7号, 4-11 レジュメ
<参考> Grice「(会話の)強調の原理」「会話の格率」PDF
敬語についてまとめ資料(V2) PDF
<参考>WEB上の教材 『ハイパー敬語入門』『日本語授受表現 基礎編』
<参考>文化審議会答申「敬語の指針」2007(全文・FAQ)
ポライトネス Brown and Levinson (1978/1987) 総括表 フェイスリスク
北尾&北尾(1988) によるまとめレジュメ
個人プレゼンテーションとレポート作成について
「レポート作成上の注意」(広島大学)PDF (オリジナル・サイトPDF)
「問題<な>敬語」簡易調査・・・論考のために簡易調査をしよう!
自分が待遇表現について疑問に思っていることを24人にアンケートとして投げかける(6月26日締め切り)
質問の形式 文脈の中で、用法を例示し表現として正しい やや問題を感じる 間違い の3択
質問送信先 jirom@tmu.ac.jp 氏名と質問を送信 一人2問まで こちらで問題用紙を作り7月3日の時間にアンケートを実施、その週のうちに集計しWEBに掲示
まとめと最終レポート(「問題<な>敬語」)の説明とレポートの作成方法
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